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【LGBTQ+/性の多様性】についての知識を深め、児童福祉の現場で更なる理解と受容を促進
【LGBTQ+/性の多様性】についての知識を深め、児童福祉の現場で更なる理解と受容を促進
【LGBTQ+/性の多様性】についての知識を深め、児童福祉の現場で更なる理解と受容を促進

【LGBTQ+/性の多様性】についての知識を深め、児童福祉の現場で更なる理解と受容を促進

2024.07.16

対面・オンライン合わせて総勢200名超のスタッフが参加。LGBTQ当事者で、なでしこリーグで活躍する現役のサッカー選手でもある齊藤 夕眞選手がライフストーリーを語る

 

2024年7月3日(月)にアライアンスパートナーである一般社団法人 S.C.P. Japanとのコラボレーション「LGBTQ+/性の多様性研修」を開催いたしました。

 

本研修では、児童福祉業界において多様性の理解と受容を促進するための重要なステップとして位置付け、性の多様性とは何かについての基礎知識、LGBTQ当事者であるサッカー選手のライフストーリー、そして質疑応答の三部構成で行われました。

 

1. 性の多様性の基礎知識
研修の冒頭では、一般社団法人 S.C.P. Japan/代表理事の井上 由惟子氏が登壇。性の多様性とは何かについての基本的な概念が紹介されました。性の多様性とは、生物学的な性や性自認、性的指向などに関する多様なあり方を指します。性の多様性を尊重することの重要性、そしてそれが現場や子どもたち、社会全体においてどのように貢献するかについて深く学ぶきっかけとなりました。

 

2. 現役サッカー齊藤選手のライフヒストリー
一般社団法人 S.C.P. Japan/理事、そしてLGBTQ当事者でもある、現在なでしこリーグで活躍する現役サッカー選手の齊藤 夕眞氏がオンラインで登壇。幼い頃からの気持ちの変化や自身の性的指向や性自認について、お話しいただきました。そして、「みんな違ってみんないい。」と、性は多様であり、人の数だけ性のあり方も多様。多様性が個人の生き方にどのような影響を与えるのか、その理解と支援の重要性について学ぶことができました。

 

3. 質疑応答
多岐にわたる質問が対面やオンラインで寄せられました。井上氏や齊藤氏は、各質問に対して具体的かつ実践的なアドバイスでお答えいただきました。スタッフは専門的な見解を通じて、性の多様性についてより深い理解を得ることができました。

 

現代において、性の多様性に関する知識の不足や誤解、理解のばらつきが依然として存在しています。子どもたちの多様なニーズに対応できるよう、性の多様性に関する基礎知識である「みんな自分らしくていい」、「性はグラデーション」という考え方を念頭に置き、地域社会や関連機関と連携し、包括的な支援体制を構築してまいります。

 

本研修に参加したスタッフは、今回の研修を通じて多くの学びと気づきを得ることができました。
・「性の多様性についてさらに深く知ることができた。子どもたちと関わる際の話し方や対応について、柔軟かつ意識的に接していくべきだと感じた」

 

・「性の多様性に関する友人がいるため、研修内容が非常に身近に感じられた。基礎的な知識はあったが、子どもたちや友人との接し方について自分自身の発言に責任を持ち、また子どもたちの可能性を広げる立場であることを再認識した」

 

また、今後も継続的に研修を実施し、多様性を尊重する環境構築を目指してまいります。そしてスタッフ一人ひとりが安心して働ける環境を整えるとともに、児童福祉においても性の多様性を尊重する福祉社会の実現に向けて邁進してまいります。

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